製品のメンテナンスについて

製品のメンテナンスについて

蜜蝋ワックスの木部のメンテナンス

日常のお手入れは表面のほこりをやわらかい布で拭き取ってください。落ちにくい汚れはサンドペーパーで軽くこすり落としてください。その後、蜜蝋ワックスを塗り直し、乾いた布で拭き取ってください。蜜蝋ワックスは使い込むうちに乾燥して薄れてくるので定期的な塗り直しをお勧めします(半年~1年くらい)。

布地のメンテナンス

日常のお手入れはやわらかいブラシで布目にそってブラッシングをしてください。表面のほこりを掃除機でやさしく吸い取ってください。調味料や飲み物のしみがついた場合は薄めた中性洗剤を軽く含ませたきれいな布で汚れの周囲から中心に向かって軽くたたくようにして落としてください。中心から落としていくと輪染みになるので注意してください。

皮革のメンテナンス

日常のお手入れは表面のほこりをやわらかい布で拭き取ってください。また水分、油分、ハンドクリーム、整髪料などの日常の汚れをこまめに拭き取ってください。1ヵ月に1~2回やわらかいブラシがついた掃除機でほこりを吸い取ってください。アルコール類、サドルソープ、家庭用せっけん、化学薬品は使わないようにしてください。直射日光や高温になる場所を避け、先の尖ったようなものを革に当てないでください。ご使用によって革が伸びる場合があります。

蜜蝋ワックスについて

宮崎椅子製作所の製品の塗装には、基本的に蜜蝋ワックスを使用しています。
シックハウスなどが問題になっている今、できるだけ人体や環境に害のないものを選択肢に、と蜜蝋ワックス塗装をはじめました。
ウレタンやラッカー塗装に比べると手入れが必要ですが、自分でメンテナンスすることで愛着がわき、長く使っていただくことで環境への配慮にもつながります。

特徴

・防水性…木に撥水効果を持たせます。

・ナチュラルなつや…木目に美しく自然なつやを与えます。

・天然…国産、無農薬、無漂白です。

・よく伸びて経済的…カレースプーン1杯で約半畳分。

・簡単に塗ることができる…スポンジで1回塗りするだけ、下地オイルは不要です。

製造方法

蜜蝋とは、ミツバチが巣づくりの材料として体内から分泌する蝋です。
国内の養蜂家からハチミツをとったあとのムダ巣を集め、それを湯せんで溶かし、さらしでゴミだけを取り除きます。
その無漂白の蜜蝋と、無農薬の純正一番絞りエゴマ油をブレンドして蜜蝋ワックスができあがります。